立て替えたお金を気まずくならずに早く回収するコツ|幹事の段取りと伝え方
運営:TaBa合同会社
飲み会でお店の会計をまとめて払い、あとからみんなに請求する。幹事ならよくある場面ですが、「催促するのは気が引ける」「いくらだったか自分でもあやふやになってきた」と、回収が後回しになってしまうことも少なくありません。
立て替えたお金は、時間がたつほど言い出しにくくなります。この記事では、相手に嫌な思いをさせず、自分もモヤモヤせずに、できるだけ早く回収するためのコツをまとめました。
回収が気まずくなるのはなぜか
回収がこじれる原因は、たいてい次のどれかです。
- 時間がたっている:数日あくと、相手も自分も記憶があいまいになる
- 金額の根拠が見えない:「なぜこの金額?」と思われると、払う側も手が止まる
- 個別にお願いしている:一人ずつ連絡すると、「自分だけ催促された」と感じさせやすい
- 払い方がわからない:現金しか受け付けないと、次に会うまで払えない人が出る
裏を返せば、早く・根拠つきで・全員に同じ形で・払いやすくお願いすれば、気まずさの多くは防げます。
コツ1:当日のうちに金額を確定させる
レシートは会計直後に撮る
会計が終わったら、その場でレシート(明細)をスマホで撮っておきましょう。紙のレシートはなくしやすく、あとから「合計いくらだっけ?」となりがちです。
誰が払ったかもメモしておく
1次会は幹事、2次会は先輩がカードで払った、というように、立て替えた人が複数いることもよくあります。「どの会を、誰が、いくら払ったか」を当日中にメモしておくと、あとの計算がぐっと楽になります。
帰り道か翌朝までに金額を出す
理想は、その日のうちか翌日の午前中に一人ひとりの金額を出して連絡することです。会の余韻が残っているうちのほうが、みんなすんなり払ってくれます。
コツ2:請求は全員に同じ形で、具体的に
グループで一斉に送る
個別メッセージより、参加者全員がいるグループに一斉に送るのがおすすめです。全員に同じ文面で届くので、特定の人を責めている印象になりません。
伝える内容を決めておく
連絡には、次の4つを入れると迷われません。
- お礼のひとこと
- 一人ひとりの金額(傾斜をつけた場合は比率も)
- 支払い方法(現金、送金アプリ、振込など)
- ゆるい目安の期限(「今週中くらいで」など)
たとえば、「昨日はありがとうございました!会計の内訳をまとめました。各自の金額は下の一覧のとおりです。都合のいい方法で、今週中くらいにお願いできると助かります」といった書き方なら、角が立ちにくいはずです。
端数の扱いを先に決めておく
割り算をすると、1円単位の半端な金額が出ることがあります。1円単位のまま集めるのか、きりのいい金額にして差額を幹事が持つのかなど、扱いを決めてから連絡すると「計算が合わない」という問い合わせを防げます。
コツ3:受け取り方法を複数用意する
払う気はあっても、手段がないと人は後回しにします。現金だけでなく、送金アプリや銀行振込など、いくつかの受け取り方法を用意しておくと、思い立ったときにすぐ払ってもらえます。
| 方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| 現金 | その場で精算できるとき、少人数のとき |
| 送金アプリ | 解散後に各自のタイミングで払ってもらうとき |
| 銀行振込 | 金額が大きいとき、送金アプリを使わない人がいるとき |
口座番号などを伝えるときは、参加者だけが見られる場所で共有し、必要以上に広めないよう気をつけましょう。
複数人が立て替えたときの整理のしかた
立て替えた人が2人以上いると、「誰が誰にいくら払えばいいのか」が一気にややこしくなります。ここでは、一人ひとりの「払った額」と「負担すべき額」の差を出して整理する方法を紹介します。
例:1次会と2次会で別の人が払った場合
- 1次会:6人(A〜F)で30,000円。Aさんが全額を立て替え。均等割りで1人5,000円
- 2次会:4人(A〜D)で12,000円。Bさんが全額を立て替え。均等割りで1人3,000円
| 人 | 払った額 | 負担すべき額 | 差し引き |
|---|---|---|---|
| Aさん | 30,000円 | 8,000円 | 22,000円受け取る |
| Bさん | 12,000円 | 8,000円 | 4,000円受け取る |
| Cさん・Dさん | 0円 | 8,000円ずつ | 8,000円ずつ払う |
| Eさん・Fさん | 0円 | 5,000円ずつ | 5,000円ずつ払う |
会ごとに「1次会分はAさんへ、2次会分はBさんへ」と払うと、送金の回数が増えます。差し引きでまとめれば、たとえば次の5回で精算が終わります。
- CさんからAさんへ 8,000円
- DさんからAさんへ 8,000円
- EさんからAさんへ 5,000円
- FさんからBさんへ 4,000円
- FさんからAさんへ 1,000円
AさんとBさんの間のやりとりはゼロになり、払う側も「誰にいくら送るか」がはっきりします。
それでも払ってもらえないときは
リマインドは「全体向け」に
期限を過ぎても未払いの人がいる場合は、まずグループで「まだの方はお手すきのときにお願いします」と全体向けに一度だけ声をかけます。多くの場合、単純に忘れているだけです。
個別連絡は軽いトーンで
それでも反応がなければ、個別に「バタバタしてたらごめんね、先日の分、〇〇円お願いできる?」と軽く送ってみましょう。責める言い方は避け、金額と払い方を改めて添えるのがポイントです。
次回から仕組みで防ぐ
回収に苦労した経験があるなら、次回は会費制にして事前や受付で集める、カード払いの人を決めておくなど、立て替えそのものを減らす工夫も一案です。
まとめ
- 回収のコツは「早く・根拠つきで・全員に同じ形で・払いやすく」
- 当日中にレシートと「誰がいくら払ったか」を記録し、翌日までに金額を連絡する
- 複数人が立て替えたときは、差し引きでまとめると送金回数を減らせる
- 未払いには全体向けのリマインドから、軽いトーンで
金額の計算と「誰が誰にいくら」の整理さえ早く済めば、回収はぐっと気楽になります。keisher なら、会ごとの参加者と立て替えた人を入れるだけで、送金回数の少ない精算方法と、受け取る人の送金先をまとめた画面をすぐに共有できます。