歓送迎会・忘年会の予算の決め方|会費制と割り勘、どっちがいい?
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歓送迎会や忘年会の幹事を任されたとき、最初に悩むのが予算をいくらにするかです。お店探しも参加者への案内も、予算が決まらないと進みません。さらに「会費制にするか、当日の会計を割り勘にするか」も決めておく必要があります。
この記事では、予算を決めるための考え方の手順と、会費制・割り勘それぞれの向き不向き、お金が余ったり足りなかったりしたときの扱いを、計算例つきでまとめました。なお、記事中の金額はすべて説明用の例です。実際の金額は、地域やお店、参加者の顔ぶれに合わせて決めてください。
予算は「一人あたり」から逆算する
総額から考えるより、参加者一人が無理なく払える金額を先に決めて、そこから逆算するほうが失敗しにくくなります。
- 総予算 = 一人あたりの上限 × 支払う人数
ここで大事なのは「参加する人数」ではなく支払う人数で考えることです。歓送迎会の主賓のように、支払いをしない人がいる場合は、その分を除いて計算します。
一人あたりの上限を決めるヒント
一人あたりの金額は、次のような点をもとに考えると決めやすくなります。
- 過去に同じメンバーで開いた会の金額(前任の幹事に聞くのが早道です)
- 若手や新人など、負担が重くなりやすい人でも参加しやすいか
- 平日か週末か、1次会だけか2次会もあるか
- 上司や会社から補助(カンパ)が出るかどうか
迷ったときは、少し控えめな金額で案内しておくのが一案です。あとから追加で集金するより、少し余ったほうが気まずくなりにくいからです。
予算に入れておきたい項目
お店の料金だけで予算を組むと、当日になって足りなくなることがあります。次のような項目も忘れずに見積もっておきましょう。
| 項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 料理・コース | 一人あたりの料金、税・サービス料が含まれているか |
| 飲み物 | 飲み放題か、注文した分だけ払う方式か |
| 主賓への贈り物 | 花束・記念品などを会の予算から出すか |
| 予備費 | 追加注文や人数の変動に備えた余裕 |
飲み放題の有無で予算の読みやすさが変わる
飲み放題つきのコースにすると、一人あたりの金額がほぼ固定されるため、予算が読みやすくなります。会費制と相性がよいのもこの形です。
一方、飲み物を注文した分だけ払う方式は、お酒をあまり飲まない人が多い会では割安になることもありますが、当日まで総額がわかりません。この場合は予備費を多めに見ておくか、会費制ではなく当日の割り勘にするほうが安心です。
主賓分の上乗せを計算する
歓送迎会では、送られる人・迎えられる人を主賓として無料にすることがよくあります。その場合、主賓の分は他の参加者で負担することになります。
計算例
参加者20人(うち主賓2人)、飲み放題つきコースが一人4,500円、主賓への花束などが合計10,000円の場合を考えます。
- お店の料金:4,500円 × 20人 = 90,000円(主賓の分も含めて全員分かかります)
- 贈り物を足した総額:90,000円 + 10,000円 = 100,000円
- 支払う人数:20人 − 主賓2人 = 18人
- 一人あたり:100,000円 ÷ 18人 ≒ 5,555.6円
コースの料金は4,500円でも、主賓分と贈り物を上乗せすると、一人あたりは約5,556円になります。お店の料金だけを見て「会費4,500円」と案内してしまうと、大きく足りなくなるので注意しましょう。
会費制と割り勘、どっちがいい?
会費制が向いているケース
会費制は、事前に「一人○円」と決めて集める方法です。
- 参加者が多く、当日の会計を細かく計算する余裕がない
- 飲み放題つきのコースなど、総額があらかじめ決まっている
- 主賓分や贈り物の費用をまとめて上乗せしたい
金額が事前にわかるので、参加者も予定を立てやすくなります。上の例なら、端数を切り上げて会費5,600円とすると、18人分で100,800円が集まり、800円の余りが出ます。
当日の割り勘が向いているケース
当日の割り勘は、会計が出てから人数で分ける方法です。
- 少人数で、注文した分だけ払う方式のお店
- 2次会など、総額が事前に読めない会
- 役職や飲む量に応じて傾斜をつけたいとき
会費制でも傾斜をつけることはできますが、「部長は○円、課長は○円」と金額を何段階も案内する必要があります。総額が確定してから比率で分けるほうが、計算がすっきりすることも多いです。
傾斜をつけた場合の計算例
先ほどの総額100,000円を、支払う18人で傾斜をつけて分けてみます。比率は部長2、課長1.5、一般社員1、新人0.5とします。
| 立場 | 人数 | 比率 | 一人あたりの負担額 |
|---|---|---|---|
| 部長 | 1人 | 2 | 10,811円 |
| 課長 | 2人 | 1.5 | 8,108円 |
| 一般社員 | 12人 | 1 | 5,405〜5,406円 |
| 新人 | 3人 | 0.5 | 2,703円 |
比率の合計は18.5で、合計がちょうど100,000円になるよう1円単位で調整しています。均等なら約5,556円のところ、新人の負担は半分ほどに抑えられました。
会費が余った・足りないときの扱い
会費制では、当日の追加注文や人数の変動で、集めたお金と実際の会計がずれることがよくあります。どう扱うかを事前に決めておくと、当日あわてずにすみます。
余ったとき
- 2次会の費用の一部にあてる
- 次回の会に繰り越す(金額とあわせて、記録を残しておきましょう)
- 少額でなければ、参加者に返す
どれを選ぶにしても、「いくら余って、どうしたか」を参加者に共有することが大切です。幹事が黙って処理すると、あとで誤解を招くことがあります。
足りないとき
- 上司や上の立場の人に相談する(多めに出してもらえることもあります)
- 参加者全員から少額ずつ追加で集める
- 追加注文した人に負担してもらう
幹事が一人で不足分をかぶるのは避けましょう。少額でも、続くと負担になりますし、次の幹事が同じことをしなければならない雰囲気になってしまいます。
予算を決めたら案内で伝えること
予算が決まったら、参加者への案内には次の内容を入れておくと親切です。
- 会費(または目安の金額)と、その金額に含まれるもの
- 支払いのタイミング(事前・当日)と方法(現金・送金など)
- 主賓の分を上乗せしていること
- 余った・足りないときの扱い
- キャンセルした場合の扱い
特にキャンセル時の扱いは、お店のキャンセル規定とあわせて事前に伝えておくと、トラブルを防げます。
まとめ
- 予算は「一人あたりの上限 × 支払う人数」から逆算すると決めやすい
- お店の料金だけでなく、主賓分・贈り物・予備費も含めて見積もる
- 総額が決まっている会は会費制、総額が読めない会や傾斜をつけたい会は当日の割り勘が向いている
- 余った・足りないときの扱いは事前に決めて、結果を参加者に共有する
総額と支払う人数さえわかれば、あとは計算するだけです。keisher を使えば、主賓を除いたメンバーと比率を入れるだけで、合計がぴったり合う負担額と、誰が誰にいくら送ればいいかまでまとめて確認できます。